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ダンジョンブレイカー 体験版 レビュー (玉藻スタジオ)  

ジャンル:3DダンジョンRPG

 

冬コミで気になったダンジョンゲームを検索していたら偶然見つけた作品。

公式サイトのトップページの絵が非常に魅力的だったので、体験版をプレイしてみました。

 

製品版への期待度 Aランク

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

体験版は2章中盤まで。

容量253MB、Hシーン3つ(うち陵辱描写が1つ)

女の子のみボイス有り

 


 

感想

 

プレイ時間は1時間30分。

 

プレイした印象としては一昔前の正統派RPG。

武器防具を買い、モンスターを仲間にしてダンジョンを攻略するという基本的なツボを押さえています。

これ以外にも様々な要素があり、それらを詳しく知りたい方は公式サイトの方を見ていただければ。

 

本作ではダンジョンを探索するのが主な役割なのですが、探索の形式はランス6とほぼ同じもの。

3D迷宮を舞台としたダンジョンはなかなか出来がよく、作りこみにはかなりのものを感じさせてくれます。

とはいえ所々に使いづらさやクセがあり、操作性は決して快適とはいえません。

 

というわけで、適当な項目に分けて感想を。

 

 

[ダンジョン探索の操作性]

 

公式サイトの売りとしては、「オートマッピング+自動移動機能搭載」とのこと。

 

オートマッピングは、プレイヤーが移動した箇所を自動的に地図作成してくれるというもの。

ただ、マッピングされた地図が非常に見づらく、プレイヤーの現在位置の把握が難しいです。

慣れないとかなりの使いにくさを感じることに。

 

自動移動機能は、ダンジョン内の既に移動した箇所をクリックする事でそこまで自動的に移動してくれるというもの。

この機能は探索の際に感じる煩わしさを解消してくれるので、非常に役立ちました。

 

探索の操作性についてはいろいろ不満があるのですが、使い勝手としてはまあまあ及第点のレベル。

マウスホイールで左右に向きを変えられるという機能が地味にありがたかったです。

 

 

[ゲームバランス]

 

ある意味作品の肝となる部分ですが、こちらは少々微妙な出来。

経験値や獲得GOLD、敵の強さなど結構歪に感じました。

 

一つ目のダンジョンでさえそこそこ長く、難易度は若干高め。

体力を回復する薬草は必須で、慣れないと回復のために何度も村を行き来することになるでしょう。

ボスもなかなか手強いため充分なレベル上げ、もしくは戦略は必須かと。

 

 

[システム]

 

若干使いにくいです。

文章を読むのにマウスのホイール機能が使えなかったり、戦闘画面では直前に選んだコマンドにカーソルが合わされます。

他にもRPG作品だからかクセのある操作がいくつかあり、慣れるまでが面倒に感じます。

 

 

[シナリオ]

 

体験版は序盤部分のみなので、シナリオに関しては何とも判断が付かず。

少なくとも今の段階では印象に残るほどのものではありませんでした。

 

 

[グラフィック、キャラクター]

 

本作で特筆すべきはキャラクターデザインの質の高さ。

最初にパッケージの絵を見たときは同人作品とは気づかず、商業作品と間違えたくらいです。

キャラクターデザインは女の子モンスターに至るまで、かなり高いレベルで描けています。

 

もっとも主人公を含めたキャラクターの性格はどこか平坦というか、イマイチ印象に残りません。

おかげでせっかくの可愛いキャラクター達を上手く活かしきれてない感があります。

Hシーンも今のところ1回につきCGが1枚のみなので、どこか物足りない内容。

せっかくの18禁作品で絵は素晴らしいのだから、もう少し描写を頑張ってほしいのですが…。

 

 

[総評]

 

全体的なレベルを考えれば充分及第点はクリア。

体験版部分での判断ですが、同人作品としては普通に良作の部類に入ります。

 

製品版への期待度はAランク

 

現在本作はダウンロードでのみ販売中。

ですがパッケージ版の販売も検討しているとの事なので、機会があればパッケージ版の購入を検討してみたいです。 

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うみねこのなく頃に episode6 Dawn Of The Golden witch レビュー (07th Expansion)  

ジャンル:ミステリー+ファンタジーサウンドノベル

 

「うみねこ」シリーズ第6弾。

 

前作はイマイチだったものの、調理次第で本作は一気に面白くなるだろうとも感じていたので、結構期待していました。

しかも公式サイト曰く、本作はこれまでのうみねこ作品で最も面白い作品」とのこと。

この発言を聞き、否が応にも本作への期待度は高まったのですが…。

 

購入前の期待度はSランク

作品の点数 65点 ランクB

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ゲームは選択肢無しの一本道。

容量2.17GB

 


 

感想

 

プレイ時間は7時間ほど。

 

本作ではいくつかの回答は提示されるものの、肝心の謎はほとんど明かされず。

クリア後の印象としては、前作よりもパワーダウンしているように感じました。

 

今回は前作から引き継がれてきた戦人とヱリカのバトルの決着戦。

ところが第一の晩の殺人が発生するまで非常に時間がかかり、戦人とヱリカの推理パートになかなか移行しません。

 

というのも、本作で力を入れているであろうテーマは恋愛描写。

この恋愛描写が度々物語に挿入されることで、話のテンポが非常に悪くなっています。

私自身うみねこのキャラクターには魅力を感じないため、そうした彼らの恋愛模様を読み進めるのが苦痛でした。

 

今回の話は突き抜けた面白さやインパクトがあるわけでもなく、実に無難な内容。

ラストこそなかなか読ませるものがあるのですが、終始テンポの悪さが足を引っ張っているように感じました。

 

 

とはいえ、本作でも面白いところはあったのでその辺についても記述を。

 

まずゲーム開始直後には既に戦いの趨勢が決しているという、なかなかインパクトのある場面から物語はスタート。

前作と似たような流れですが、この辺りの見せ方は実に秀逸で見る者を楽しませてくれます。

 

また、今回は犯人を見つけるというよりも、人間側のヱリカが変則的な手法によって魔女側の戦人を追い詰めるという話。

ロジックエラーという手法で戦人を追い詰めるヱリカの試みは面白く、今までとはまた違った切り口で話が進んでいきます。

 

もちろんヱリカの性格の悪さは相変わらずで、そのはっちゃけ振りは本作でも健在。

探偵役でありながら被害者の首を切り落とすという暴挙は、プレイヤーの思考の斜め上を行く素晴らしいレベル。

さらに指輪の交換のやり取りなど、前作以上に彼女の変態度はパワーアップしています。

これらは人によって好き嫌いが分かれるのでしょうが、相変わらず彼女の存在感は抜きん出ているように感じました。

 

サウンド関係も並みの商業ゲームを凌駕する充実度で、この出来で価格が二千円以下というのは素晴らしいです。

ただ、他のエピソードに比べると退屈に感じたのもまた事実。

公式サイトの「本作は一番面白い作品」という記述を見て、期待していただけに残念でした。

 


 

各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] B

 

今回の六軒島事件はゲームマスターの人柄からか、実に無難なゲームに仕上がっています。

前作でも感じたことですが、事件そのものに大きなインパクトが感じられないのは実に残念。

エピソード3辺りから事件の方向性が変わってきたように思うのですが、何か意味はあるのでしょうか?

 

また、今回は復活したベアトリーチェや譲治と紗音、嘉音と朱志香などを軸とした話があるものの、こちらはあまり印象に残らず。

私としてはキャラクターの掘り下げには興味が沸かないので、読んでいて面白いとは思えませんでした。

こういう描写が事件の真相に関わるだろう事は想像付くので、上手く面白さに結び付けてほしいのですが…。

 

あと、幻想描写自体はアリだと思うのですが、それ以外の点で一貫性が感じられないのもどうかと思います。

エピソード4で消滅した縁寿の復活など、もはや何でもありの様相を呈してきているように感じました。

 

 

[キャラクター] B+

 

今回も恒例の新キャラが登場。

もっとも今回の新キャラは前作のヱリカやドラノールとは違い、本作では大した存在感は残せず。

それよりもさすがにキャラを増やしすぎて、持て余し気味のキャラがチラホラと出てきているように感じました。

 

既存のキャラクターは良くも悪くもいつも通り。

ヱリカだけが相変わらず突き抜けていて、好感が持てました。

 

 

[サウンド、ムービー] S+

 

相変わらず高レベルのサウンド。

エンディングには新規ボーカル曲が採用され、サウンドの作りこみは並大抵のものではないです。

 

BGMはボーカル曲を合わせ、ついに123曲という膨大な数に。

同人どころか商業ゲームでもここまでのものはそうそう無く、ただ素晴らしいの一言。

敢えて言うならキャラクター同様、曲数が多すぎて効果的に曲を使いきれてないかな?と感じました。

 

 

[総評] B

 

前作に引き続き本作も話を無駄に引き伸ばした感が強く、正直残念な出来と言わざるを得ません。

 

エピソード1から積み上げてきたものに一貫性が無く、作品の方向性や雰囲気がバラバラになっているように感じました。

私としては初期のような猟奇的犯行や、何が起こっているのかわからないといった不気味さが好きだったのですが…。

物語を経るごとに悪い意味で話を広げすぎている気がしました。

 

次のエピソードも同じような話なら購入は見送ろうかなと思っていたのですが、どうやら次は解決編の模様。

時期的に購入するかは微妙ですが、面白くなりそうなら購入を検討してみたいです。

コミックマーケット77 イベントレポート 

今回も同人ゲーム目当てに2日目のみ参加してきました。

というわけでさっそくレポを。

 


 

現地到着~入場まで

 

いつものように始発で出発し、六時過ぎにはいつもの広場に到着。

誘導された位置を見るに、今回は夏コミよりも後ろの方で待機する事に。

どうやら夏コミよりも人が来ているようです。

 

そして列移動ですが、前回のコミケ同様なかなか動きが見られず。

結局移動を開始したのは9時30分前後。

とはいえ一度移動を開始すると大きく列は動き、時間前には建物の入り口まで進むことが出来ました。

時刻も10時になり、いよいよ入場。

 


 

サークル巡回予定

 

今回は夏のコミケの無計画さを反省し、巡回ルートをはっきり決めてました。

作戦としては大手や在庫のありそうなところは後回しにして、在庫が少なそうなサークルを基点として無駄なく回るというもの。

というわけで、前回真っ先に買った「うみねこのなく頃に」は後回しにすることに。

 

ちなみに以下が今回の巡回メモ。 

自分メモなので、商品名やサークル名がごっちゃになってます。

 

赤字は今回の本命、青字はなるべく買いたいレベル、そして緑字は買えたら嬉しいなというレベル。

無字は余裕があれば買おう、あるいは見て回ろうかなという感じです。

 

東-X55  ですろり

東-Y06a 幻想のアヴァタール

東-Y35b ねこバナナ

東-A51a 飛翔システム

東-A56a EDEN

東-A61a うみねこのなく頃に

東-Z18b ののの通信

東-Y01a ABYSS

東-W07a グラナエンブレイス

東-Y03a 紅い雪

東-Z13a 半端マニアソフト

東-Z08b そらのなまえ

東-Z35a 刻無√

東-ア07b 夜空を願う少女

東-X59a オヒナサマ~しあわせは水銀の味

 


 

サークル巡り~購入

 

まず最初に向かったのは機械式少女のブース。(公式サイト)

このブースは比較的入り口の近くにあるのですが、入場規制のため大幅な回り道をしなくてはいけないことに。

そしてようやくブースに辿り着いたものの、机の上には最新23話を落としましたとの告知が…。

 

ということで、今回販売されていたのは去年の冬コミ版ディスク。

残念ながらこの冬コミ版のディスクは既に持っていたので、何も買わず次のブースへ向かうことにしました。

ちなみに最新話は近い内にパッチで更新する模様。

確か一月中だったかな?違ってたらすみません。

 

ですろり表パッケージ ですろり裏パッケージ  

 ですろり~ごらんの有様だよ!!!DISK~

 

一応手持ちのパッケージがあるので、upしてみました。

 

 

次に向かったのはべにたぬきのブース。(公式サイト

前から気になっていたゲームで、今回体験版が販売されるとの事で購入。

ほとんど待ち時間もなく買えました。

 

 幻想のアヴァタール~TRIAL EDITION~  

幻想のアヴァタール ~TRIAL EDITION~

 

公式サイトによると、完成版が発売されるのは次の夏コミらしいです。

 

 

次に立ち寄ったのはネコバナナのブース。(公式サイト

夏コミから気になっていたサークルなのですが、この機会に購入してみることに。

若干人が並んでいるものの、すぐに買えました。

 

新刊100円本 表 新刊100円本 裏  

ネコバナナ新刊100円本

 

ゲームのほうは売り切れなのか、扱ってないのか置いておらず。

 

 

そして次に回ったのは、個人的に結構期待している飛翔システムのブース。(公式サイト)

到着した段階では既に10人以上が並んでいました。

なお商品数が多かったからか若干列の進みが遅かったです。

 

購入したものはこちら。

 

 エレメンタルバトルアカデミー体験版

エレメンタルバトルアカデミー 体験版

 

公式blogを見るに質が結構高そうなゲームなので、今からプレイするのが楽しみです。

 

 

巡回ルートにあったLAST WHITEのブースへも立ち寄りました。(公式サイト

結構混んでいるのかなと思いきや、私が来たころには空いていました。

ここではセット一式を購入。

 

EDENセット① EDENセット②

EDEN新頒布物4点セット

 

前回の頒布物がポスターとかなりかさばる物だったのに対し、今回は持ち歩きに優しい構成です。

 

 

ここまではかなり順調。

 

 

在庫が不安なサークルは一通り回ったので、次は07th-expansion(公式サイト)へ行くことに。

が、この待機列が東3ホールの出口から、東2・東1ホールと突っ切って裏門?の辺りでようやく最後尾というもの。

列が非常に長いです…。

進むスピードはそこそこ早いものの、列自体が非常に長いためかなり待たされました。

 

結果を先に言うと、2時間ほど並んだ後にスタッフが丁度私の目の前で完売宣言……。 

正直今までは、目前で完売告知される人って運が悪いなとか人事のように思っていましたが。

実際自分がその仕打ちを受けてみると、かなりキツイです。

 

ちなみに搬入量は少ないどころか、かなり多かったものと思われます。

列の長さが異常だったので、売り切れになるのもしょうがないかなという感じでした。

私が列に並んだのが10時30分前なので、その時間帯がボーダーラインでしょうか。

 

 

というわけでいろいろありましたが、早めに在庫が切れそうだと思っていたサークルは一通り見て回りました。

あとは普通に購入できるものばかりだろうということで、残りの商品を見ていくことに。

予想通り、残りの作品は大した待ち時間もなく購入することが出来ました。

 

以下購入した作品一覧。

 

魔王軍へようこそ2 

魔王軍へようこそ2 

 

夏コミでは資金不足のため、購入できなかった作品。(公式サイト)

やりこみ度が強いとの事で、時間のある時にでもプレイしてみようと思います。 

 

 

ABYSSサントラ表 ABYSSサントラ裏

ABYSSサントラ

 

良曲揃いの「ABYSS」のサントラ。(公式サイト)

ゲームのサウンドモードにはボーカル曲が収録されてないので、この機会に購入することに。

CDが2枚組だからか結構ずっしりしています。

 

 

刻無√パッケージ表 刻無√パッケージ裏

刻無√D~Root of Dagon +刻無零完全版

 

価格が500円と安かったことで購入。(公式サイト

この作品は一部の演出が間に合わなかったとの事で、一月にパッチが配布されるみたいです。

 

 

オヒナサマ~しあわせは水銀の味 オヒナサマ~しあわせは水銀の味 ディスク

オヒナサマ~しあわせは水銀の味

 

ムービーとボーカル曲の組み合わせがなかなかよかったこともあり、購入を検討していた作品。

体験版の序盤をプレイして若干微妙に感じたのですが、お金に余裕があったので購入してみました。

ちなみに公式サイトの紹介がないのは、リンクしていいものかイマイチ分からなかったから。

この作品の公式サイト自体はちゃんとあります。

 

 

夜空をねがう少女パッケージ表 夜空をねがう少女パッケージ裏

夜空を願う少女

 

ジャンルが贖罪ノベルという珍しい響きの作品。(公式サイト

ストーリーやシステムの構成に興味を引かれ、地味に期待している作品でもあります。

 

 

グラナエンブレイス 表面 グラナエンブレイス 裏面

グラナエンブレイス

 

前回の夏コミから注目していた作品。(公式サイト

夏コミでは手に取ったもののパッケージがどこか安っぽかったこともあり、購入を見送っていました。

今回はパッケージの方もしっかり作りこまれており、ゲーム内容にも期待が持てそうなので購入してみることに。

 

 

以上が今回購入した作品一覧。

ちなみに今回私が購入した中で、昼前に完売していたのは機械式少女とネコバナナのブースの2つ。

他は特に急がなくても買えたみたいで、事前の予想は見事に外れました。

 

というわけで目当てのものは一通り見て回ったので、14時前に国際展示場を撤退。

14時02分の電車で帰路に着きました。

 


 

簡単な感想

 

終わってみればあまり疲れもなく、いつもより楽に感じたイベントでした。

開場前は夏コミより人が来ているようにも感じたのですが、開場後の人の伸びは夏コミに軍配が上がったのでは。

この前の夏コミは昼頃の混み具合が本当に凄かったですしね。

それに対して今回は最初こそ人は来ていたものの、そこまで混んでいるという感じはしませんでした。(あくまで主観的ですが)

 

 

今回購入したものはこちら

 

幻想のアヴァタール 体験版×2=200円

ねこバナナ新刊×2=200円

エレメンタルバトルアカデミー 体験版×2=1000円

EDEN新頒布物4点セット=1000円

ABYSSサントラ=1000円

魔王軍へようこそ2=1500円

グラナエンブレイス=700円

刻無√D~Root of Dagon +刻無零完全版=500円

夜空を願う少女=900円

オヒナサマ~しあわせは水銀の味=1000円

 

合計8000円

 

本命の品物は残念ながら2つとも買えませんでしたが、なかなか面白そうなものが買えたので個人的には大満足。

わざわざ始発で参加した甲斐がありました。

 

Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft- レビュー (light) 

ジャンル:学園伝奇バトルオペラADV

  

07年に発売された「Dies irae -Also sprach Zarathustra-」(以下旧版)が楽しめたので、本作には発売前から注目していました。

作品が発売してからの様子を見ていたところ、加筆描写の部分がなかなか面白いとの評判を聞いて購入してみることに。

 

購入前の期待度はAランク

作品の点数 75点 ランクA

 


 

ゲーム概要

 

基本的な設定は07年に発売された旧版と同様。

キャラ紹介などゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ルートは2つで、各ルートにつきエンディングは1つ。

※旧版に存在した香澄ルートバッドエンドや一部Hシーンが削除されています。

 

容量2.88GB

CG155枚、回想7シーン(うち6シーンは旧版とほぼ共通

回想シーンの内訳

 

蓮×マリィ(1)

蓮×香純(2)

香純陵辱(1)

蓮×玲愛(1)旧版に比べ一部シーン削除あり

ルサルカ輪姦(1)

リザ×カイン(1)

 


 

感想

 

旧版との共通部分は飛ばしつつプレイ。

プレイ時間は10数時間といったところでしょうか。

 

旧版で既に面白さの片鱗は見えていましたが、本作ではさらに楽しめる内容に仕上がっています。

各キャラクターの設定や世界観はさらに広がりを見せていて、物語に厚みが出ているのは素晴らしいところ。

旧版で物足りなさを感じていたキャラクター達にも焦点が当てられるので、より一層各キャラへの愛着が高まりました。

 

また加筆修正された部分がよく出来ていて、旧版では見られなかった夢の対戦が見られるなど見所が多数増えています。

特に全面改訂されたマリィルート9章と11章の展開は素晴らしく、ここが本作のクライマックスといっても過言ではない内容。

魅力のあるキャラクター達が繰り広げる戦闘シーンは見る者を圧倒し、非常に楽しませてくれました。

 

残念なのは、設定を出し惜しみしている感が多分に見られるところ。

特にマリィルートではそれが顕著に表れていて、12章以降の終盤の展開は旧版の方に軍配が上がります。

未だ解き明かされない謎や掘り下げ不足な箇所が目立つなど、この作品に愛着があるほど消化不良感が残ってしまっています。

 

さらに物語の大まかな流れはリメイク前とほぼ変わらないため、本作は旧版プレイ済みの方にはお勧めできる内容ではありません。

今週末には完成版が発売されるということもあるので、購入を検討するのならそちらをお勧めします。

初回特典の黒本はこの作品にしか付属しないので、それ目当てで購入するならアリでしょうが。

 

 

では各ルートの感想を

 

 

香純ルート

 

本ルートで加筆された主なポイントは、登場人物についての記述が大幅に追加されたことが挙げられます。

特にアペンド版で活躍するであろう螢についての描写は秀逸で、ある意味このシナリオのヒロインである香純を食った形です。

 

もっとも香純ルートは全体の流れがほとんど変わってないので、シナリオ自体はあまり評価できません。

相変わらず味方の戦力は乏しく、物語に広がりが感じられない上、ヒロインである香純に魅力が感じられないのは残念なところ。

やはり本作での香純の最大の見せ場は公園での携帯電話のシーンでしょうか。

 

このルートで印象に残ったところは、本作で加筆されたエンディング。

エンディングでは中立的な人物だと思っていたメルクリウスの人物像が垣間見えるような描写があります。

この辺は螢、もしくは玲愛ルートでの布石ではないかと思うのですが、果たして──。

 

 

マリィルート

 

旧版ではメインヒロインの割に印象が薄かったマリィですが、今回はあるイベントをきっかけに人間らしさを見せることに。

おかげで旧版に比べ彼女の活躍の度合いが大幅に増え、シナリオにも上手く絡んできてくれます。

 

しかし本ルートで圧巻だったのは、何といっても後半に差し掛かる9章と11章。

特に11章のストーリーは必見。

旧版のマリィルートではあっさり退場してしまったキャラクターが生き残ることで、事態は意外な展開へと動いていきます。

 

それだけに12章以降の展開は勿体無かったですね。

完全改訂された11章が大きく盛り上がった反面、12章以降の展開は旧版の内容に若干の手直しがされた程度。

旧版プレイ済みの者としてはほとんど新鮮味がありません。

12章以降の展開は駆け足気味だったようにも感じたので、その点も残念でした。

 


 

この作品各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] A

 

旧版同様、独特の用語や設定が上手く物語に絡み合っているのは素晴らしいです。

これらの要素が魅力的なキャラクターと相まって物語を上手く盛り上げてくれます。

 

ただ本作は旧版とストーリーの本筋がほとんど変わらないという仕様なので、その点は本当に残念。

魅力に感じるところはいろいろあるのですが、リメイクが中途半端なので手放しにほめることが出来ません。

おかげで本作もシナリオの作りこみという点では微妙でした。

 

 

[キャラクター] S

 

相変わらず敵・味方含めて魅力的なキャラクターが多数です。

旧版で描写不足だったキャラに光が当てられるようになったのは嬉しいところ。

とはいえ一部キャラクターは本作でも活躍したとは言いがたいので、この辺はアペンド版に期待でしょうか。

 

 

[グラフィック] A+

 

期間が空いたためか、新規CGに違和感が残るものがいくつかあります。

既存のCGも若干安定感に欠くものがあるのですが、基本的に質の高いCGが多いです。

 

残念なのは追加のHシーンにほとんど新鮮味が見られなかったこと。

聞いたところによると、今回の追加Hシーンはもともと公開されていたCGを使いまわしたとか。

それならそれで構わないですが、新規CGを用意するなど、Hシーンはもう少し頑張ってほしかったです。

 

 

[サウンド、ムービー、ボイス] S+

 

無印版同様、相変わらずレベルが高い曲が満載です。

本作ではボーカル曲が1曲追加されていますが、こちらも素晴らしい出来。

ムービーのクオリティもなかなかのもので、この辺は特に言うことはないかと。

 

 

[システム] A+

 

旧版とシステム周りは変わらず、最低限の機能は網羅しています。

欠点としてはスキップ速度が若干物足りないこと。

他にもセーブの際にコメント入力しないと、ロードする際にどこの場面かすぐには分からないという欠点が挙げられます。

セーブの不便さはlight作品の伝統でしょうか。

 

 

[総評] A

 

面白いことは面白いのですが、リメイク作品の割にフルプライスというのはちょっと割高かなと思いました。

初回特典の黒本が160ページほどと、かなり分厚くしたこともフルプライスにした一因なのでしょうが…。

 

いずれにしろまだまだ続きが見たいと思わせる作品ではあるので、他のルートが別作品として出されるのは大歓迎です。

今週末に発売される予定のアペンド版は予約済みなので、購入はほぼ確定。

アペンド版は4800円ということでボリュームに一抹の不安があるのですが、今週の発売日を楽しみに待ちたいです。

 

今年購入するであろう最後の商業ゲームになるだけに、作品の出来には大いに期待しています。

 

 

 

興味を持った方はこちらでゲームが購入できます。1500円以上の商品は送料が無料です。 

うみねこのなく頃に episode5 End of the Golden Witch レビュー (07th Expansion)  

ジャンル:ミステリー+ファンタジーサウンドノベル

 

今年の夏コミに発売された「うみねこ」シリーズの続編。

エピソード4の結末が非常に勢いのあるまま終わったこともあって、続きが非常に気になっていたゲーム。

 

夏コミでは最も期待していた作品でした。

 

購入前の期待度はSランク

作品の点数 70点 ランクA

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ゲームは選択肢無しの一本道。

容量1.89GB

※パッチを当てないとゲームが途中で止まってしまうという深刻なバグがあります。

 


 

感想

 

プレイ時間は5~6時間ほど。

 

今回からいよいよ待ちに待った後半戦。

本作もこれまでのエピソードと同様、全く違った切り口で物語が展開されていきます。

 

同人ゲームということを考えると相変わらず質が高く、特に音楽はかなりの高水準ですね。

本作の新規BGMの質の高さはかなりのもので、サウンド関係の充実度は素晴らしいレベルに仕上がっています。

 

さらに今回魅力的な新規キャラクターが参戦したことで、物語が面白くなっているのも見逃せない点。

今までは「ひぐらし」キャラに比べどこか物足りなさを感じた「うみねこ」キャラですが、本作ではその欠点が改善されています。

 

反面、シナリオ関してはかなり残念な出来と言わざるをえません。

 

エピソード4では「何としても元の世界に帰るんだ!」と誓った戦人ですが、今回はなぜかゲームの参加を辞退するという流れに。

本作での戦人の活躍には大いに期待していたので、この展開は完全に予想外であり、期待外れでした。

これにより前作での縁寿とのやり取りに意味が無くなってしまい、前回ラストで勢い付いた流れが完全に止まってしまっています。

 

また、クライマックスから結末へと至る流れが前作とほとんど変わってないというのも評価できない理由の一つ。

結局本作は気消沈した戦人が最後に奮起して次回のエピソードで頑張という話なんですよね。

これならエピソード4とエピソード5は一つに統合しても問題ないのでは?と感じました。

本作は無駄に話を引き伸ばした感が強く、話を広げるならもう少し工夫してほしかったです。

 

エピソード5単体として考えると十分面白いのですが、エピソード4の続編と考えると本作はほとんど評価できません。

所々惹きつけるシナリオやサウンドの高品質、突き抜けた新キャラの存在は素晴らしいですが、そろそろ違った局面を見せてほしいです。

 


 

各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] A-

 

これまでのエピソードのような退屈な日常パートがあまり見られなかった事は好印象で、序盤の物語の見せ方はなかなか上手かったです。

特にゲーム開始直後には既に殺人が起きていて、OPに入る下りで犯人が名指しで指名されるという流れにはゾクゾクさせられました。

 

さらにこれまで培ってきた勢力図が本作では一気に様変わりし、三つ巴の戦いに突入するという展開は本作の見所の一つ。

エピソード毎にこういう違った切り口で話を進めてくれるライターの姿勢には感服させられます。

 

ただ、3つ巴の戦いは一つの勢力(ベアトサイド)を弱体化させるという酷い出来で、せっかくの面白い設定を活かしきれていません。

今回は探偵側が的外れな推理をする上、犯行側の反論にもまるでキレが感じられないという見るに耐えない内容でした。

 

また先にも言ったとおり、エピソード4の続編ということを考えると本作のシナリオは残念な出来。

戦人に奮起を促すだけなら本作だけでも充分で、前作で縁寿を登場させる必要性が感じられないんですよね。

前作であまり活躍しなかった縁寿よりも今回初登場のヱリカのほうがずっと物語に食い込んでくるのはどうかと思うのですが…。

 

所々名場面となるシーンもあるために一定の評価は出来るのですが、事前の期待には届かないレベルでした。

 

 

[キャラクター] A+

 

今までのエピソード同様、本作でも探偵役の古手ヱリカや異端審問官ドラノールなどの新規キャラクターが登場します。

そして本作のMVPは間違いなく古手ヱリカ。

 

型に嵌った常識的なうみねこ世界のキャラはイマイチ好きになれなかったのですが、明らかに彼女は異質な存在。 

彼女の性格の悪さは折り紙付きで、間違いなく好き嫌いが分かれるであろうキャラなのですが、私としては非常に好感がもてました。

 

特に探偵だからといって一晩中壁に耳をつけて部屋の様子を伺っていたと臆面もなく発言する姿は正に脱帽モノ。

はっちゃけ振りもここまでくると素晴らしいです。

そんな彼女の行為が「毒蜘蛛のような」と形容されたときには思わず笑ってしまいました。

 

漂着直後は完璧超人を体現していた彼女ですが、仮面がボロボロ剥がれる2日目以降の姿はまさに必見。

次回作でも彼女には是非活躍してほしいです。

既存のキャラは無難な出来なのですが、本作の新キャラによる活躍はなかなか面白かったですね。

 

 

[サウンド、ムービー] S+

 

同人ゲームでありながらここまで作りこんでくれると、もはや言うことがありません。

新OPムービーとボーカル曲の組み合わせは相変わらずレベルが高く、新規BGMの質の高さもかなりのもの。

その辺の商業ゲームと比べても見劣りすることがなく、安定して質の高いサウンドを供給してくれるのは素晴らしい事です。

 

 

[システム] A-

 

独特のシステムで最低限の機能はついているのですが、相変わらず微妙に使い勝手が悪いです。

システム周りはこれまでのエピソードと変わってないので、これ以上言うことはないかと。

 

 

[総評] A-

 

同人ゲームということを考えれば質が高いことは確かなのですが、これまでのエピソードに比べると明らかに格が落ちます。

今回の見せ場は音楽の質の高さと新規キャラクターの活躍に尽きるでしょうか。

 

本作のラストで更なる混迷を見せたシナリオですが、これをどう評価するかはエピソード6の出来次第。

今は後1週間後に迫った発売日を待つばかりです。

 

というより、いまだにマスターアップ報告がないのは不安なところ。

もし完成に至らないようであれば、夏を目標にじっくりと製作に取り組んでもらいたいです。

大まかな評価基準
作品の点数

S:85-100点 名作

A:70-85点  良作

B:60-70点  佳作

C:60点以下   普通以下

 

BGMやムービー等を評価する際

Sランクが名曲・名作レベル
ランクが良曲・良作レベル

期待度の目安

 

S:名作クラスの作品を期待

A:良作クラスの作品を期待

B:作品に過度な期待はしないレベル、もしくは発売日には買わないが、安くなったら買いたいレベル

C:店頭で衝動買いレベル

 

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