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ダンジョンブレイカー 体験版 レビュー (玉藻スタジオ)  

ジャンル:3DダンジョンRPG

 

冬コミで気になったダンジョンゲームを検索していたら偶然見つけた作品。

公式サイトのトップページの絵が非常に魅力的だったので、体験版をプレイしてみました。

 

製品版への期待度 Aランク

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

体験版は2章中盤まで。

容量253MB、Hシーン3つ(うち陵辱描写が1つ)

女の子のみボイス有り

 


 

感想

 

プレイ時間は1時間30分。

 

プレイした印象としては一昔前の正統派RPG。

武器防具を買い、モンスターを仲間にしてダンジョンを攻略するという基本的なツボを押さえています。

これ以外にも様々な要素があり、それらを詳しく知りたい方は公式サイトの方を見ていただければ。

 

本作ではダンジョンを探索するのが主な役割なのですが、探索の形式はランス6とほぼ同じもの。

3D迷宮を舞台としたダンジョンはなかなか出来がよく、作りこみにはかなりのものを感じさせてくれます。

とはいえ所々に使いづらさやクセがあり、操作性は決して快適とはいえません。

 

というわけで、適当な項目に分けて感想を。

 

 

[ダンジョン探索の操作性]

 

公式サイトの売りとしては、「オートマッピング+自動移動機能搭載」とのこと。

 

オートマッピングは、プレイヤーが移動した箇所を自動的に地図作成してくれるというもの。

ただ、マッピングされた地図が非常に見づらく、プレイヤーの現在位置の把握が難しいです。

慣れないとかなりの使いにくさを感じることに。

 

自動移動機能は、ダンジョン内の既に移動した箇所をクリックする事でそこまで自動的に移動してくれるというもの。

この機能は探索の際に感じる煩わしさを解消してくれるので、非常に役立ちました。

 

探索の操作性についてはいろいろ不満があるのですが、使い勝手としてはまあまあ及第点のレベル。

マウスホイールで左右に向きを変えられるという機能が地味にありがたかったです。

 

 

[ゲームバランス]

 

ある意味作品の肝となる部分ですが、こちらは少々微妙な出来。

経験値や獲得GOLD、敵の強さなど結構歪に感じました。

 

一つ目のダンジョンでさえそこそこ長く、難易度は若干高め。

体力を回復する薬草は必須で、慣れないと回復のために何度も村を行き来することになるでしょう。

ボスもなかなか手強いため充分なレベル上げ、もしくは戦略は必須かと。

 

 

[システム]

 

若干使いにくいです。

文章を読むのにマウスのホイール機能が使えなかったり、戦闘画面では直前に選んだコマンドにカーソルが合わされます。

他にもRPG作品だからかクセのある操作がいくつかあり、慣れるまでが面倒に感じます。

 

 

[シナリオ]

 

体験版は序盤部分のみなので、シナリオに関しては何とも判断が付かず。

少なくとも今の段階では印象に残るほどのものではありませんでした。

 

 

[グラフィック、キャラクター]

 

本作で特筆すべきはキャラクターデザインの質の高さ。

最初にパッケージの絵を見たときは同人作品とは気づかず、商業作品と間違えたくらいです。

キャラクターデザインは女の子モンスターに至るまで、かなり高いレベルで描けています。

 

もっとも主人公を含めたキャラクターの性格はどこか平坦というか、イマイチ印象に残りません。

おかげでせっかくの可愛いキャラクター達を上手く活かしきれてない感があります。

Hシーンも今のところ1回につきCGが1枚のみなので、どこか物足りない内容。

せっかくの18禁作品で絵は素晴らしいのだから、もう少し描写を頑張ってほしいのですが…。

 

 

[総評]

 

全体的なレベルを考えれば充分及第点はクリア。

体験版部分での判断ですが、同人作品としては普通に良作の部類に入ります。

 

製品版への期待度はAランク

 

現在本作はダウンロードでのみ販売中。

ですがパッケージ版の販売も検討しているとの事なので、機会があればパッケージ版の購入を検討してみたいです。 

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うみねこのなく頃に episode6 Dawn Of The Golden witch レビュー (07th Expansion)  

ジャンル:ミステリー+ファンタジーサウンドノベル

 

「うみねこ」シリーズ第6弾。

 

前作はイマイチだったものの、調理次第で本作は一気に面白くなるだろうとも感じていたので、結構期待していました。

しかも公式サイト曰く、本作はこれまでのうみねこ作品で最も面白い作品」とのこと。

この発言を聞き、否が応にも本作への期待度は高まったのですが…。

 

購入前の期待度はSランク

作品の点数 65点 ランクB

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ゲームは選択肢無しの一本道。

容量2.17GB

 


 

感想

 

プレイ時間は7時間ほど。

 

本作ではいくつかの回答は提示されるものの、肝心の謎はほとんど明かされず。

クリア後の印象としては、前作よりもパワーダウンしているように感じました。

 

今回は前作から引き継がれてきた戦人とヱリカのバトルの決着戦。

ところが第一の晩の殺人が発生するまで非常に時間がかかり、戦人とヱリカの推理パートになかなか移行しません。

 

というのも、本作で力を入れているであろうテーマは恋愛描写。

この恋愛描写が度々物語に挿入されることで、話のテンポが非常に悪くなっています。

私自身うみねこのキャラクターには魅力を感じないため、そうした彼らの恋愛模様を読み進めるのが苦痛でした。

 

今回の話は突き抜けた面白さやインパクトがあるわけでもなく、実に無難な内容。

ラストこそなかなか読ませるものがあるのですが、終始テンポの悪さが足を引っ張っているように感じました。

 

 

とはいえ、本作でも面白いところはあったのでその辺についても記述を。

 

まずゲーム開始直後には既に戦いの趨勢が決しているという、なかなかインパクトのある場面から物語はスタート。

前作と似たような流れですが、この辺りの見せ方は実に秀逸で見る者を楽しませてくれます。

 

また、今回は犯人を見つけるというよりも、人間側のヱリカが変則的な手法によって魔女側の戦人を追い詰めるという話。

ロジックエラーという手法で戦人を追い詰めるヱリカの試みは面白く、今までとはまた違った切り口で話が進んでいきます。

 

もちろんヱリカの性格の悪さは相変わらずで、そのはっちゃけ振りは本作でも健在。

探偵役でありながら被害者の首を切り落とすという暴挙は、プレイヤーの思考の斜め上を行く素晴らしいレベル。

さらに指輪の交換のやり取りなど、前作以上に彼女の変態度はパワーアップしています。

これらは人によって好き嫌いが分かれるのでしょうが、相変わらず彼女の存在感は抜きん出ているように感じました。

 

サウンド関係も並みの商業ゲームを凌駕する充実度で、この出来で価格が二千円以下というのは素晴らしいです。

ただ、他のエピソードに比べると退屈に感じたのもまた事実。

公式サイトの「本作は一番面白い作品」という記述を見て、期待していただけに残念でした。

 


 

各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] B

 

今回の六軒島事件はゲームマスターの人柄からか、実に無難なゲームに仕上がっています。

前作でも感じたことですが、事件そのものに大きなインパクトが感じられないのは実に残念。

エピソード3辺りから事件の方向性が変わってきたように思うのですが、何か意味はあるのでしょうか?

 

また、今回は復活したベアトリーチェや譲治と紗音、嘉音と朱志香などを軸とした話があるものの、こちらはあまり印象に残らず。

私としてはキャラクターの掘り下げには興味が沸かないので、読んでいて面白いとは思えませんでした。

こういう描写が事件の真相に関わるだろう事は想像付くので、上手く面白さに結び付けてほしいのですが…。

 

あと、幻想描写自体はアリだと思うのですが、それ以外の点で一貫性が感じられないのもどうかと思います。

エピソード4で消滅した縁寿の復活など、もはや何でもありの様相を呈してきているように感じました。

 

 

[キャラクター] B+

 

今回も恒例の新キャラが登場。

もっとも今回の新キャラは前作のヱリカやドラノールとは違い、本作では大した存在感は残せず。

それよりもさすがにキャラを増やしすぎて、持て余し気味のキャラがチラホラと出てきているように感じました。

 

既存のキャラクターは良くも悪くもいつも通り。

ヱリカだけが相変わらず突き抜けていて、好感が持てました。

 

 

[サウンド、ムービー] S+

 

相変わらず高レベルのサウンド。

エンディングには新規ボーカル曲が採用され、サウンドの作りこみは並大抵のものではないです。

 

BGMはボーカル曲を合わせ、ついに123曲という膨大な数に。

同人どころか商業ゲームでもここまでのものはそうそう無く、ただ素晴らしいの一言。

敢えて言うならキャラクター同様、曲数が多すぎて効果的に曲を使いきれてないかな?と感じました。

 

 

[総評] B

 

前作に引き続き本作も話を無駄に引き伸ばした感が強く、正直残念な出来と言わざるを得ません。

 

エピソード1から積み上げてきたものに一貫性が無く、作品の方向性や雰囲気がバラバラになっているように感じました。

私としては初期のような猟奇的犯行や、何が起こっているのかわからないといった不気味さが好きだったのですが…。

物語を経るごとに悪い意味で話を広げすぎている気がしました。

 

次のエピソードも同じような話なら購入は見送ろうかなと思っていたのですが、どうやら次は解決編の模様。

時期的に購入するかは微妙ですが、面白くなりそうなら購入を検討してみたいです。

Dies irae Also sprach Zarathustra -die Wiederkunft- レビュー (light) 

ジャンル:学園伝奇バトルオペラADV

  

07年に発売された「Dies irae -Also sprach Zarathustra-」(以下旧版)が楽しめたので、本作には発売前から注目していました。

作品が発売してからの様子を見ていたところ、加筆描写の部分がなかなか面白いとの評判を聞いて購入してみることに。

 

購入前の期待度はAランク

作品の点数 75点 ランクA

 


 

ゲーム概要

 

基本的な設定は07年に発売された旧版と同様。

キャラ紹介などゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ルートは2つで、各ルートにつきエンディングは1つ。

※旧版に存在した香澄ルートバッドエンドや一部Hシーンが削除されています。

 

容量2.88GB

CG155枚、回想7シーン(うち6シーンは旧版とほぼ共通

回想シーンの内訳

 

蓮×マリィ(1)

蓮×香純(2)

香純陵辱(1)

蓮×玲愛(1)旧版に比べ一部シーン削除あり

ルサルカ輪姦(1)

リザ×カイン(1)

 


 

感想

 

旧版との共通部分は飛ばしつつプレイ。

プレイ時間は10数時間といったところでしょうか。

 

旧版で既に面白さの片鱗は見えていましたが、本作ではさらに楽しめる内容に仕上がっています。

各キャラクターの設定や世界観はさらに広がりを見せていて、物語に厚みが出ているのは素晴らしいところ。

旧版で物足りなさを感じていたキャラクター達にも焦点が当てられるので、より一層各キャラへの愛着が高まりました。

 

また加筆修正された部分がよく出来ていて、旧版では見られなかった夢の対戦が見られるなど見所が多数増えています。

特に全面改訂されたマリィルート9章と11章の展開は素晴らしく、ここが本作のクライマックスといっても過言ではない内容。

魅力のあるキャラクター達が繰り広げる戦闘シーンは見る者を圧倒し、非常に楽しませてくれました。

 

残念なのは、設定を出し惜しみしている感が多分に見られるところ。

特にマリィルートではそれが顕著に表れていて、12章以降の終盤の展開は旧版の方に軍配が上がります。

未だ解き明かされない謎や掘り下げ不足な箇所が目立つなど、この作品に愛着があるほど消化不良感が残ってしまっています。

 

さらに物語の大まかな流れはリメイク前とほぼ変わらないため、本作は旧版プレイ済みの方にはお勧めできる内容ではありません。

今週末には完成版が発売されるということもあるので、購入を検討するのならそちらをお勧めします。

初回特典の黒本はこの作品にしか付属しないので、それ目当てで購入するならアリでしょうが。

 

 

では各ルートの感想を

 

 

香純ルート

 

本ルートで加筆された主なポイントは、登場人物についての記述が大幅に追加されたことが挙げられます。

特にアペンド版で活躍するであろう螢についての描写は秀逸で、ある意味このシナリオのヒロインである香純を食った形です。

 

もっとも香純ルートは全体の流れがほとんど変わってないので、シナリオ自体はあまり評価できません。

相変わらず味方の戦力は乏しく、物語に広がりが感じられない上、ヒロインである香純に魅力が感じられないのは残念なところ。

やはり本作での香純の最大の見せ場は公園での携帯電話のシーンでしょうか。

 

このルートで印象に残ったところは、本作で加筆されたエンディング。

エンディングでは中立的な人物だと思っていたメルクリウスの人物像が垣間見えるような描写があります。

この辺は螢、もしくは玲愛ルートでの布石ではないかと思うのですが、果たして──。

 

 

マリィルート

 

旧版ではメインヒロインの割に印象が薄かったマリィですが、今回はあるイベントをきっかけに人間らしさを見せることに。

おかげで旧版に比べ彼女の活躍の度合いが大幅に増え、シナリオにも上手く絡んできてくれます。

 

しかし本ルートで圧巻だったのは、何といっても後半に差し掛かる9章と11章。

特に11章のストーリーは必見。

旧版のマリィルートではあっさり退場してしまったキャラクターが生き残ることで、事態は意外な展開へと動いていきます。

 

それだけに12章以降の展開は勿体無かったですね。

完全改訂された11章が大きく盛り上がった反面、12章以降の展開は旧版の内容に若干の手直しがされた程度。

旧版プレイ済みの者としてはほとんど新鮮味がありません。

12章以降の展開は駆け足気味だったようにも感じたので、その点も残念でした。

 


 

この作品各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] A

 

旧版同様、独特の用語や設定が上手く物語に絡み合っているのは素晴らしいです。

これらの要素が魅力的なキャラクターと相まって物語を上手く盛り上げてくれます。

 

ただ本作は旧版とストーリーの本筋がほとんど変わらないという仕様なので、その点は本当に残念。

魅力に感じるところはいろいろあるのですが、リメイクが中途半端なので手放しにほめることが出来ません。

おかげで本作もシナリオの作りこみという点では微妙でした。

 

 

[キャラクター] S

 

相変わらず敵・味方含めて魅力的なキャラクターが多数です。

旧版で描写不足だったキャラに光が当てられるようになったのは嬉しいところ。

とはいえ一部キャラクターは本作でも活躍したとは言いがたいので、この辺はアペンド版に期待でしょうか。

 

 

[グラフィック] A+

 

期間が空いたためか、新規CGに違和感が残るものがいくつかあります。

既存のCGも若干安定感に欠くものがあるのですが、基本的に質の高いCGが多いです。

 

残念なのは追加のHシーンにほとんど新鮮味が見られなかったこと。

聞いたところによると、今回の追加Hシーンはもともと公開されていたCGを使いまわしたとか。

それならそれで構わないですが、新規CGを用意するなど、Hシーンはもう少し頑張ってほしかったです。

 

 

[サウンド、ムービー、ボイス] S+

 

無印版同様、相変わらずレベルが高い曲が満載です。

本作ではボーカル曲が1曲追加されていますが、こちらも素晴らしい出来。

ムービーのクオリティもなかなかのもので、この辺は特に言うことはないかと。

 

 

[システム] A+

 

旧版とシステム周りは変わらず、最低限の機能は網羅しています。

欠点としてはスキップ速度が若干物足りないこと。

他にもセーブの際にコメント入力しないと、ロードする際にどこの場面かすぐには分からないという欠点が挙げられます。

セーブの不便さはlight作品の伝統でしょうか。

 

 

[総評] A

 

面白いことは面白いのですが、リメイク作品の割にフルプライスというのはちょっと割高かなと思いました。

初回特典の黒本が160ページほどと、かなり分厚くしたこともフルプライスにした一因なのでしょうが…。

 

いずれにしろまだまだ続きが見たいと思わせる作品ではあるので、他のルートが別作品として出されるのは大歓迎です。

今週末に発売される予定のアペンド版は予約済みなので、購入はほぼ確定。

アペンド版は4800円ということでボリュームに一抹の不安があるのですが、今週の発売日を楽しみに待ちたいです。

 

今年購入するであろう最後の商業ゲームになるだけに、作品の出来には大いに期待しています。

 

 

 

興味を持った方はこちらでゲームが購入できます。1500円以上の商品は送料が無料です。 

うみねこのなく頃に episode5 End of the Golden Witch レビュー (07th Expansion)  

ジャンル:ミステリー+ファンタジーサウンドノベル

 

今年の夏コミに発売された「うみねこ」シリーズの続編。

エピソード4の結末が非常に勢いのあるまま終わったこともあって、続きが非常に気になっていたゲーム。

 

夏コミでは最も期待していた作品でした。

 

購入前の期待度はSランク

作品の点数 70点 ランクA

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ゲームは選択肢無しの一本道。

容量1.89GB

※パッチを当てないとゲームが途中で止まってしまうという深刻なバグがあります。

 


 

感想

 

プレイ時間は5~6時間ほど。

 

今回からいよいよ待ちに待った後半戦。

本作もこれまでのエピソードと同様、全く違った切り口で物語が展開されていきます。

 

同人ゲームということを考えると相変わらず質が高く、特に音楽はかなりの高水準ですね。

本作の新規BGMの質の高さはかなりのもので、サウンド関係の充実度は素晴らしいレベルに仕上がっています。

 

さらに今回魅力的な新規キャラクターが参戦したことで、物語が面白くなっているのも見逃せない点。

今までは「ひぐらし」キャラに比べどこか物足りなさを感じた「うみねこ」キャラですが、本作ではその欠点が改善されています。

 

反面、シナリオ関してはかなり残念な出来と言わざるをえません。

 

エピソード4では「何としても元の世界に帰るんだ!」と誓った戦人ですが、今回はなぜかゲームの参加を辞退するという流れに。

本作での戦人の活躍には大いに期待していたので、この展開は完全に予想外であり、期待外れでした。

これにより前作での縁寿とのやり取りに意味が無くなってしまい、前回ラストで勢い付いた流れが完全に止まってしまっています。

 

また、クライマックスから結末へと至る流れが前作とほとんど変わってないというのも評価できない理由の一つ。

結局本作は気消沈した戦人が最後に奮起して次回のエピソードで頑張という話なんですよね。

これならエピソード4とエピソード5は一つに統合しても問題ないのでは?と感じました。

本作は無駄に話を引き伸ばした感が強く、話を広げるならもう少し工夫してほしかったです。

 

エピソード5単体として考えると十分面白いのですが、エピソード4の続編と考えると本作はほとんど評価できません。

所々惹きつけるシナリオやサウンドの高品質、突き抜けた新キャラの存在は素晴らしいですが、そろそろ違った局面を見せてほしいです。

 


 

各項目の評価 評価はC~S+

 

 

[シナリオ] A-

 

これまでのエピソードのような退屈な日常パートがあまり見られなかった事は好印象で、序盤の物語の見せ方はなかなか上手かったです。

特にゲーム開始直後には既に殺人が起きていて、OPに入る下りで犯人が名指しで指名されるという流れにはゾクゾクさせられました。

 

さらにこれまで培ってきた勢力図が本作では一気に様変わりし、三つ巴の戦いに突入するという展開は本作の見所の一つ。

エピソード毎にこういう違った切り口で話を進めてくれるライターの姿勢には感服させられます。

 

ただ、3つ巴の戦いは一つの勢力(ベアトサイド)を弱体化させるという酷い出来で、せっかくの面白い設定を活かしきれていません。

今回は探偵側が的外れな推理をする上、犯行側の反論にもまるでキレが感じられないという見るに耐えない内容でした。

 

また先にも言ったとおり、エピソード4の続編ということを考えると本作のシナリオは残念な出来。

戦人に奮起を促すだけなら本作だけでも充分で、前作で縁寿を登場させる必要性が感じられないんですよね。

前作であまり活躍しなかった縁寿よりも今回初登場のヱリカのほうがずっと物語に食い込んでくるのはどうかと思うのですが…。

 

所々名場面となるシーンもあるために一定の評価は出来るのですが、事前の期待には届かないレベルでした。

 

 

[キャラクター] A+

 

今までのエピソード同様、本作でも探偵役の古手ヱリカや異端審問官ドラノールなどの新規キャラクターが登場します。

そして本作のMVPは間違いなく古手ヱリカ。

 

型に嵌った常識的なうみねこ世界のキャラはイマイチ好きになれなかったのですが、明らかに彼女は異質な存在。 

彼女の性格の悪さは折り紙付きで、間違いなく好き嫌いが分かれるであろうキャラなのですが、私としては非常に好感がもてました。

 

特に探偵だからといって一晩中壁に耳をつけて部屋の様子を伺っていたと臆面もなく発言する姿は正に脱帽モノ。

はっちゃけ振りもここまでくると素晴らしいです。

そんな彼女の行為が「毒蜘蛛のような」と形容されたときには思わず笑ってしまいました。

 

漂着直後は完璧超人を体現していた彼女ですが、仮面がボロボロ剥がれる2日目以降の姿はまさに必見。

次回作でも彼女には是非活躍してほしいです。

既存のキャラは無難な出来なのですが、本作の新キャラによる活躍はなかなか面白かったですね。

 

 

[サウンド、ムービー] S+

 

同人ゲームでありながらここまで作りこんでくれると、もはや言うことがありません。

新OPムービーとボーカル曲の組み合わせは相変わらずレベルが高く、新規BGMの質の高さもかなりのもの。

その辺の商業ゲームと比べても見劣りすることがなく、安定して質の高いサウンドを供給してくれるのは素晴らしい事です。

 

 

[システム] A-

 

独特のシステムで最低限の機能はついているのですが、相変わらず微妙に使い勝手が悪いです。

システム周りはこれまでのエピソードと変わってないので、これ以上言うことはないかと。

 

 

[総評] A-

 

同人ゲームということを考えれば質が高いことは確かなのですが、これまでのエピソードに比べると明らかに格が落ちます。

今回の見せ場は音楽の質の高さと新規キャラクターの活躍に尽きるでしょうか。

 

本作のラストで更なる混迷を見せたシナリオですが、これをどう評価するかはエピソード6の出来次第。

今は後1週間後に迫った発売日を待つばかりです。

 

というより、いまだにマスターアップ報告がないのは不安なところ。

もし完成に至らないようであれば、夏を目標にじっくりと製作に取り組んでもらいたいです。

BALDR SKY Dive2“RECORDARE” レビュー (戯画) 

レビューを書こう書こうと思っていたらいつの間にか2週間以上が経過していました。

年末のコミケまでにはいくつかレビューをアップするつもりです。

 

というわけで、今回は先月の月末に販売された期待作「BALDR SKY Dive2“RECORDARE”」のレビューを。

 


 

ジャンル:サイバーバンクアクションアドベンチャー

 

今年の3月に発売された「BALDR SKY Dive1“LostMemory”」の続編。

前作の出来が素晴らしかったこともあり、発売を待ち望んでいたのですが、11月にようやく発売されました。

2009年度、発売前に最も期待していた作品。

 

購入前の期待度はSランク

作品の点数 90点 ランクS

 


 

ゲーム概要

 

キャラ紹介など、ゲームの詳細については公式サイトを参照。

 

ルートは全部で3つ。攻略順はすべて固定。

エンディング数は計7つ。

 

容量6.91GB

※前作のDive1をインストールしていることで、データの引継ぎが可能。引継ぎをすることで、Dive1のシナリオもプレイ出来ます。

 

CG132枚(差分無し)、回想12シーン(本編7+妄想極秘ファイル5)。

回想シーンの内訳(ネタばれありの箇所は一部伏字)

 

本編

 

甲×亜紀(3)※実質2シーン

甲×真(1)

甲×空(2)

甲×空×クウ(1)※尺は短め

 

妄想極秘ファイル ※なかなかマニアックなプレイを中心とした内容で、尺はそれなり。

 

甲×レイン(1)

甲×菜ノ葉(1)

甲×千夏(1)

甲×ノイ[複数](1)

甲×シゼル(1)

 


 

感想

 

コンプリートに要した時間は65時間ほど。

 

一部では分割商法とも揶揄されていますが、ボリュームはかなりのものがあります。

分割しても尚、その辺のゲームより充分遊べる内容で、まさしく大作と呼ばれるにふさわしい作品。

もっとも前作と雰囲気の違うCGや既読テキストの初期化など、分割したことによる弊害もあるわけですが…。

 

アクションパートは相変わらず中毒性が強く、ゲームシステムの完成度はかなりのもの。

おかげで一度始めたらなかなかやめることが出来ないという嬉しい(?)悲鳴を度々上げることに。

前作のDive1もそうでしたが、先の気になるストーリーと中毒性の強いアクションパートが上手く組み合わさっています。

 

ただ不満が全くないわけではなく、賛否両論分かれるであろう最終(空)ルートや一部システムの使い勝手の悪さは残念なところ。

他にも突出した悪役の不在やあっさり気味なHシーンは、個人的名作である「BALDR FORCE」に比べると見劣りしてしまっています。

 

とはいえ、ここまで作りこんでくれたのは素晴らしく、名作の域に価する作品でもあることは確か。

発売前からの高すぎる期待に応えてくれたという意味では充分賞賛に値する作品です。

現時点では2009年度NO.1

12月に発売される「dies irae~Acta est Fabula~」次第ではこの記録を塗り替えることもあり得るのでしょうが、果たして──。

 

 

以下は各ルートの感想

 

 

亜紀ルート

 

中盤までは千夏ルートとほぼ被るのですが、個別ルートに突入してからの面白さはさすがの一言。

前作では実現しなかったキャラクターとの共闘も実現し、6人同時戦闘バトルなどは見る者を熱くさせてくれます。

 

EDが3種類あるのもこのルートだけで、バッドEDの後味の悪さは相変わらずいい味を出しています。

ヒロインの亜紀を話の核に上手く位置づけるなど、本作では最もバランスが取れているシナリオ。

目立った欠点もなく、上手くまとめている印象を受けました。

 

 

真ルート

 

今までの4ルートの重要イベントを網羅していき、かなり速いペースで物語が進んでいく真ルート。

これまでのラスボスが普通にストーリーの端々に登場するなど、物語としては作中最大の規模といっても過言ではないかと。

空ルートが如月寮メンバーを中心としたどこか内輪向けの話に対し、こちらでは終始様々な勢力がひしめき合うという展開。

まさに本ルートは総力戦と呼ぶに相応しい内容でした。

 

このシナリオの最大の欠点は、物語にヒロインである真を上手く絡めることが出来なかったところ。

序盤であっさり明かされる彼女の正体に始まり、感情移入しにくい彼女の言動や足を引っ張る行動は閉口ものでした。

力強いシナリオでありながら、物語にヒロインが食い込めなかった印象が強かったですね。

 

設定資料集に書かれている通り、真というヒロインの位置づけに苦労したことが窺えるシナリオでした。

 

 

空ルート

 

第1章の時点で分岐し、これまでのルートとは明らかに違う異質なシナリオ。

序盤はまさに不可解そのもので、プレイヤーには一体何が起こったのだろうと思わせてくれます。

一通り登場人物が出揃ってから明かされる真相は衝撃的なもので、これからの展開が予測不可能という作りは見事なものでした。

 

もっとも、中盤以降に出てくるヒロイン(空)の存在や、詳しく語られなかったフェンリルの顛末等は明らかに描写不足。

彼らについては作中で詳しく語られないため、ほとんど感情移入できません。

 

また,本ルートは限られた人物しか登場しないという印象があるため、物語にどこか閉塞感が漂うという欠点もあります。

それぞれの勢力が力を合わせたことによる最終決戦という雰囲気が出せればもっと面白くなっただろうに勿体無かったですね。

 

さらにこのルートはいろいろと賛否両論分かれる要素が満載で、決して万人受けする内容ではありません。

結末も素直にハッピーエンドと受け取れるかは疑問で、人によっては意見が分かれるだろう内容。

私自身このシナリオの結末には何か釈然としないものが残りました。

 


 

各項目の評価 評価はC~S+ 

 

 

[シナリオ] A+

 

Dive1で出された様々な伏線が、本作ではきちんと回収されているのは一安心といったところ。

前作に引き続き本作でも攻略順が固定されており、徐々にスケールアップしていくストーリー展開は見応え充分でした。

最初の亜紀ルートからいきなりDive1以上の盛り上がりを見せてくれるのも素晴らしかったですね。 

 

個人的に気に入っているのは、どのルートもそれぞれラスボスが異なるという点。

話が進む毎に強大になっていくラスボスの設定は、物語のスケールの大きさを実感させてくれるのに一役買ってくれました。

それだけに最終ルートの出来次第では100点を付けることもあり得たのですが、最後に失速してしまったのは残念ですね。

 

ちなみに本作のコンセプトは、初回特典の設定資料集によると、巡り会えなかった筈の2人が巡り会う」というもの。

このコンセプト自体はなかなか興味深いですが、面白さに繋がるかというと個人的には微妙でした。

 

 

[キャラクター] A+

 

本シリーズは主人公だけでなく、脇を固めるキャラクター達にも活躍の場が充分与えられています。

おかげで脇役に至るまで魅力的なキャラクターが満載です。

 

もっともラスト2ルートのヒロインである水無月姉妹だけは例外で、彼女達にはもう少し活躍してほしかったですね。

この辺はライターの実力不足が露呈したかな、と感じました。

 

それと本作では一気にジルベルトがネタ化していたのが残念。

DIVE1のレインルートではラスボスを務めたし、あのころはカッコよかったのですが…。

個人的にはもっと突き抜けた悪役キャラが欲しかったです。

 

 

[サウンド、ムービー、ボイス] S

 

ムービーやボーカル曲の使い方は「BALDR FORCE」には劣るものの、非常にレベルが高いです。

BGMも全体的に質が高く、場面にあった曲を使用しているため印象に残る曲が多数あります。

ボイスは安定した声優陣の活躍で、言うことはないかと。

 

 

[グラフィック] A+

 

一部バランスが崩れているCGがあるものの、全体的に可愛く描けています。

ただ前作から期間が空いているためか、キャラの雰囲気が変わっているものもいくつかありますね。

空ルートエンディングのCGも若干違和感が残る出来でした。

 

「DUEL SAVIOR JUSTICE」がいい例ですが、この絵師は期間が空くと絵柄が安定しない欠点があります。

この辺も分割したことによる弊害の一つでしょうか。

 

 

[システム] A+

 

単体のゲームとして考えると、非常に優れたシステムです。

戦闘速度上昇やシナリオスキップ、サバイバルでの武器LvUP、サバイバルでのフォース引継ぎなどはどれも素晴らしいです。

プラグイン機能が充実したことにより、使い勝手がかなりよくなっています。

 

ただ、既読テキストがリセットされる仕様や本編とほとんど変わらない内容の記憶遡行システムはかなり面倒くさかったです。

もう少しプレイヤーのことを考えて設計してほしかったですね。

 

 

[総評] S-

 

分割販売を承知の上で、尚購入を迷っているような方にはお勧めできる作品です。

 

最終ルートは賛否両論の内容ですが、全体のクオリティの高さはかなりのもの。

Dive1を通しての物語は紛れもなく大作であるし、充分名作の域に仕上がっていると言えるでしょう。

 

また、初回特典の設定資料集はしっかり作りこまれており、製作者の対談やおすすめコンボが載っているので必見。

Dive1のように通常版が販売されるかはまだ分かりませんが、購入するのなら設定資料集が付属する初回版が断然お勧めです。

 

「BALDR」シリーズはこれで完結ではなく、まだまだ展開される模様。

ぜひこれからも質の高いゲーム作りを目指してほしいです。

 

 

興味を持った方はこちらでゲームが購入できます。1500円以上の商品は送料が無料です。 

大まかな評価基準
作品の点数

S:85-100点 名作

A:70-85点  良作

B:60-70点  佳作

C:60点以下   普通以下

 

BGMやムービー等を評価する際

Sランクが名曲・名作レベル
ランクが良曲・良作レベル

期待度の目安

 

S:名作クラスの作品を期待

A:良作クラスの作品を期待

B:作品に過度な期待はしないレベル、もしくは発売日には買わないが、安くなったら買いたいレベル

C:店頭で衝動買いレベル

 

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